Cairo-Transport
地下鉄
カイロではLine1及びLine2の2路線が営業運行し、現在、Line3を建設中、Line4の建設も決定されている。一日約200万人の乗車数である。
1号線（Line 1)
ヘルワン（Helwan）-エル・タハリール（El-Tahrir）-ラムセス（Ramses）-ニュー・エル・マルグ（New El-Marg）間を結ぶ路線距離44kmの地下鉄で、1987年9月27日にヘルワン−ムバラク区間（28.5km）が、2年後の1989年にムバラク−エル・マルグ区間（14.5km）がそれぞれ開業し、ニュー・エル・マ ルグに至る全線が開通したのは1999年である。合計34の駅があり、そのうち5駅が地下駅である。最高速度は時速100キロ、ピーク時の運転間隔は3.5分である。
2号線(Line 2)
路線距離は21.5km、ショブラ・アル・ハイマ（Shubra El-Kheima）-ラムセス−アル・タハリール−アル・モニブ（El-Mounib）間を結んでおり、1996年に一部区間が営業を開始し、2005年1月に全線が開通した。駅の数は20で、最高速度は時速80キロ、ピーク時は約3分間隔で運転されている。
3号線(Line 3)(建設中)
現在、Imbaba（空港跡地）-カイロ国際空港間を結ぶ地下鉄3号線（路線距離33km、27の地下駅を含め合計29駅）の第一工区（Attab−Abassia間）が建設中である。Nasr City−El-Ahram間の4号線は昨年末実施が閣議決定された。地下鉄マスタープランでは、Nasr City- Shubra El-Kheima間の5号線およびShubra El-Kheima−Maadi間の6号線の計画が存在する。
4号線（Line4)
建設の実施が決定された。(2007年末）その他、5号線、6号線の計画がある。（wiki）
トラムウェイ
カイロにはヘリオポリス・メトロ（Heliopolis Metro）と呼ばれるトラムウェイとCTAトラム(CTA Tram)と呼ばれるトラムウェイの2系統が営業運行している。ヘリオポリス・メトロはヘリオポリス地区に限定しているしているが、CTAトラムはヘリオポリス地区とカイロの南部、ヘルワンでも営業運行している。両方ともCairo Transport Authority(CTA)の所轄であるが、ヘリオポリス・メトロはヘリオポリス・メトロ社(ヘリオポリス都市開発により設立された）により運営され、CTAトラムはCTAの直営である。料金、ネットワーク、サービス、ルートはカイロ県知事により決定される。
カイロにおけるトラムウェイは20世紀初頭から1988年の15th of May City Lineまでそのネットワークを広げてきたが、モータリゼーションの進展により交通混雑の原因となる併用軌道の多くは、特にカイロ中心部のトラムウェイ路線は、廃線となった。ただし、ナセル・シティのように道路幅員が十分に取れ、専用軌道で運行できる路線は廃線を免れた。ヘリオポリス地区では1998年から2000年の間にヘリオポリス・メトロは7.8km、CTAトラムが69.2km減少した。1971年と2001年のとの比較では、路線数が29から18路線へ（−38%）、路線延長が382kmから226km（−41%）へ、車輌が335から254輌（−24%）、需要が270百万人から50百万人（−81%）へ、人・キロでは0.7百万人・キロから0.2百万人・キロ（−71％）と過去30年間にトラムウェイの取り巻く環境は激変している。したがって経営もコストを大幅に下回る収入が続いている。
CTAトラム
カイロの北東部に位置するヘリオポリス地区及びカイロ南部のヘルワン地区で運営されている。ヘルワン地区では1988年にHelwan から15th of May Cityへ接続された最も新しい路線である。CTAトラムの総路線延長は148km、日平均乗車数は47,000人（2000年、以下同年）、平均乗車率は10%、平均走行速度18km/hである。収入は費用の16.6%をカバーするのみである。
ヘリオポリス・メトロ
906年、カイロにおける初期の都市開発を目的に設立されたThe Cairo Electric Railways & Heliopolis Oases Companyにより建設されたトラムで、カイロ中心部とヘリオポリスを結んでいたが、中心部は道路交通量の増大から廃止され、現在はラムセス駅から北東、ヘリオポリス地区を結ぶネットワークとなっている。総路線延長は約77kmの路線があり、Heliopolis Metro (CTA傘下)が運営を行っている。軌道は1000mm、専用軌道である。乗客数は1１万人/日（2000年、以下同年）、平均乗車率は13%、平均走行速度16km/hである。また、収入は費用の20.4.%をカバーしているに過ぎない。現在、New Cairoまでの延伸するフィージィビリティ調査が世銀により進められている。
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